画像ビューア(Lime image viewer 3)の使用方法とご利用上の注意事項
概要
Lime image viewer 3 は、従来の iPallet/Lime の機能を継承した上で、軽量化と今日のHTML5に対応しました。
従来の FreezoomPack や JPEG はそのまま表示することができます。
画像の移動
- ビューをマウスやタッチでドラッグ操作すると、画像がマウスの動きに従って移動します。
- ビュー(中央)をマウスでダブルクリック(ダブルタップ)すると、クリックした位置を中心に移動し、拡大します。
- キーボードの方向キーを利用できます。移動の向きは「表示」したい方向です。
画像の拡大
- コントロールの+、-ボタンで拡大、縮小します。画像サイズ100%を基にして2倍、1/2倍の固定倍率です。
- スライダを左右に動かすと任意拡大率で表示します。
- スライダの半円形には、現在の(画像の最大サイズを100%とした)倍率が表示されます。
- コントロール左端にサイズフィット・ボタンを配置しています。初期化を兼ねます。
- マウス・ホイールの操作によって拡大・縮小できます。
- 2点タッチ以上のジェスチャー操作が可能な場合は、ピンチ操作を利用できます。
- スライダは、スマートフォンなど画面サイズが小さい場合は表示しません。
ロケータ(オプション)
- 拡大した場合の位置知り、必要な部分を速やかに表示できます。
- ロケータをクリックもしくはドラッグして表示範囲を移動できます。マウスボタンを離した時にビューの位置が決定します。
- 初期状態のオン・オフは設定で決まっています。
- スマートフォンなど画面サイズが小さい場合は表示しません。
一覧(オプション)
- 冊子など複数画像の資料を一覧で表示する機能です。コントロール左端に切替ボタンがあります。
- ボタンがアクティブな場合、ビューの左側にスクロール可能な一覧を表示します。
- 一覧のサムネイルをクリックすると、その画像に切り替わります。
- 大量ページの場合は、表示範囲のサムネイル画像を順次読み込みます。
- 一覧オプションと共に、ページ切替ボタンが利用できます。
- ページ切替は、キーボードの PageUp/PageDown と対応します。
- スマートフォンなど画面サイズが小さい場合は一覧切替ボタンは表示しない場合があります。
連動表示機能(オプション)
- 2種類の画面を連動して比較する機能です。
- 読み込みがうまく行われない場合は、Webブラウザの更新ボタンを使ってください。
- 「談山神社所蔵 多武峯縁起絵巻」では、異なる絵巻の左右方向の座標を連動する機能を有します。右下アイコンで連動・個別操作を切り替えることができます。アノテーション(電子付箋)表示も座標連動に対応しています。
透過表示(ガラスビュー、硝子ビュー)機能(オプション)
- 2種類の画像を重ねて表示します。
- 2種類の表示方法が右下のボタンで選べます。範囲固定(初期値)の場合は、右半分に別画像が重なります。
- 範囲可変の場合は、「窓」をマウスでご覧になりたい箇所へ自由に移動できます。窓の右下内側をドラッグ操作すると、窓の大きさが変わります。
- PCの場合、スペースキーを押す度に透過率が100%から順次変わります。このコンテンツでは、100%でご利用ください。
アノテーション(電子付箋)機能(オプション)
- 資料内の絵図や文章などの説明を行うための機能です。
- 一覧と同様、左側に付箋箇所の一覧が表示されます。
- 一覧のテキストをクリックすると、その示す箇所を中心に表示します。
- コントロール右端に、付箋図形の表示切替ボタンがある場合は、図形表示が行えます。
- 現在の選ばれている付箋箇所が水色でハイライト表示されます。
アノテーション(電子付箋)機能(オプション)
- 資料内の絵図や文章などの説明を行うための機能です。
- 一覧と同様、左側に付箋箇所の一覧が表示されます。
- 一覧のテキストをクリックすると、その示す箇所を中心に表示します。
- コントロール右端に、付箋図形の表示切替ボタンがある場合は、図形表示が行えます。
- 現在の選ばれている付箋箇所が水色でハイライト表示されます。
- 付箋図形から一覧へのリンクは備えていません。
- 「寶山寺所蔵 霊感記」の付箋一覧は右上の選択メニューを用いています。
- 「成覚寺所蔵 清海曼荼羅」「聖光寺所蔵 清海曼荼羅」は、対象箇所をハイライト表示する特別な付箋方式を用いています。
鏡像(ミラー)表示機能(オプション)
- 画面を左右反転し、鏡像表示する機能です。
- 「檀王法林寺所蔵 智光曼荼羅(異相本)版木」に適用しています。
操作ボタンの説明
ビューの下部に、操作に必要な機能やオプション機能を配置しています。左から、
- サイズフィット(初期化): 位置と拡大率を最初の表示状態にします。同時にサイズを現在の表示範囲に合わせます。
- 拡大、縮小: 画像サイズ100%を基にして2倍、1/2倍の固定段階で画像を拡大・縮小します。グレー表示の場合は、それ以上あるいはそれ以下の画像がないことを表します。
- ズーム・スライダ: 任意倍率で画像を拡大・縮小できます。画面幅(ウィンドウ幅)が狭い場合は、表示されません。
- 回転(オプション): 矢印の方向に90度ステップで回転します。
- ロケータ表示切替え(オプション): ロケータの表示切り換えをします。画像を新しく読み出した後の表示は設定に依ります。
一覧オプションが有効な場合、
- 一覧切替ボタン(オプション、左端): サムネイル画像付き一覧の、表示切り替えを行います。
- ページ移動ボタン(オプション): 操作ボタンの左右外側にあります。通常、ページの進行方向に対応します。
付箋オプションが有効な場合、
- 付箋一覧切替ボタン(オプション、左端): テキストの一覧の、表示切り替えを行います。
- 付箋図形表示切替ボタン(オプション、右端): 機能が有効な場合、付箋図形の、表示切り替えを行います。
連動・透過、その他オプションが有効な場合、
- 切替ボタン(オプション、右端): 各機能の切り替えを行います。スマートフォンなど画面サイズが小さい場合は表示しない場合があります。
操作上の注意事項
- インターネット利用時には画像伝送で回線に負担がかかります。ADSL以上のブロードバンドやWifiを通信環境として推奨します。
- モバイル通信の場合には大量のパケットを受信しますので、受信料が従量制契約の場合にはご注意ください。
- 表示切替時に描画されるはずの部分がいったん背景色になる場合がありますが、これは、このビューアの特徴であり、不具合ではありません。
- マウスで画面をドラッグして画像を移動した際、画像の境界部に背景色の細線が表示される場合があります。これも、分割画像読み込み時の特徴であり不具合ではありません。この場合には画像をマウスで画面を移動して再表示してください。(ブラウザの更新を押すと、初期状態に戻りますのでご注意ください。)
- マウス動作の移動を伴う場合や操作が早い場合には、操作に画像の表示が追いつかなくなり、異なった画像が表示されることがあります。そのような場合にも、マウスで画面を移動して再表示してください。
- PCやデバイスのCPU負荷軽減のため、描画が完全に終了してから次の操作を行なうようにしてください。
- PCでキー操作を利用する場合には、連続してキー操作を行わないようにしてください。
- 画面が不安定になった場合は、主ビューもしくはロケータの表示箇所をクリックしてください。コントロールの各機能をお試し下さい。それでも改善しない場合は、ウェブブラウザの「更新ボタン」を利用すると、ビューア自体が初期化されます。
動作環境
- ハードウェア: 下記のソフトウェアが安定して動作する仕様であれば利用可能です。
- ソフトウェア: JavaScriptとCSSが有効であることが必要です。パッケージ内のjQueryを使用します。
- 必要な設定: ウェブブラウザには画像、CSS、JavaScriptの使用許可が必要です。設定で利用が「許可」されている必要があります。
動作設定
本バージョンは下記の組み合わせで設計しています。動作確認は常に最新バージョンで行なっています。
- Windows/macOS + Google Chrome
- Windows/macOS + Firefox
- Windows/macOS + Edge (Chromiumベース)
- Windows 7以上 + Internet Explorer 11以上(非推奨)
- macOS + Safari
- iOS(エミュレータ、参考) + Safari
- Android(エミュレータ、参考) + Chrome
その他の制約
- 上記以外の組み合わせ、サポートの終了した Windows XP、Windows 8、Windows Vista には対応していません。
- 設計環境内であっても、ChromeやFirefoxなどではバージョンが古い場合、動作保証が行えません。また、PC固有の状態によっては動作が不安定になる場合があります。
- 画面サイズについては、フリーサイズ対応ですが、1024×768画素(XGA)以上を推奨します。2560×1440画素を超える画面には対応保証していません。
- スマートフォンのすべてに対応できているわではありません。画面サイズが小さい場合は機能利用の点で無理があり、オプションボタンは表示しない場合があります。
- Firefoxではマルチタッチ(ズーム)操作に対応できていません。タッチ環境では他のブラウザをご利用ください。
- iOSの一部バージョンでは「閉じる(Close)」ボタンを表示していません。その場合、タブの閉じるボタンを利用ください。
- 低速な回線では表示がうまく行われない場合があります。
- スタンドアロン環境ではブラウザの制約上動作しない場合があります。
免責事項
Lime image viewer の一般的な説明や、免責事項等に関しては、こちら (2019年度)をご覧ください。
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