奈良県資料 画像DB 学術情報センター
生駒山寳山寺所蔵貴重資料電子画像集

や ぎ ゅ う け ん ぽ う き ょ じ ょ う
 柳生但馬守宗巌が慶長六年(1601)二月,金春七郎のために描かせ,巻末に署名し花押捺印している。七郎の二人の息子達も父と同じく剣術を志し,剣の遣い方の説明を画面の上に書入れて欲しいと頼まれた。一旦は固辞したが,再度にわたって懇願をうけ,止むを得ずその望みに応じた旨の一紙が目録のあとに継ぎ足されている。その末尾に「宝永四丁亥年七月廿五日 大河内氏 松平伊勢守入道 八十一歳 源信定 竹田 金春八郎重栄殿 竹田 金春式部氏睦殿 参」とあって,もともとは剣の名目と絵だけの目録であったことがわかる。
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