阪本龍門文庫善本電子画像集  古写本の部
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古 語 拾 遺

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目録番号106
書名古語拾遺
写刊別
冊数1冊
書写(刊行)年代室町末期
資料サイズ縦28.0cm×横22.0cm
 大同2年(807)斎部広成(生没年未詳)撰。祭祀をめぐって対立関係にあった 中臣氏との争いの中で排除されている現況を、古伝承から説き起こして、朝廷に愁訴した書。 卜部本系と伊勢本系の2系統の本があるが、本書は前者の1本。この系統の最古の写本は 卜部兼直が嘉禄元年(1225年)に書写した嘉禄本(天理図書館蔵)である。 本文庫本は、永正11年(1514年)の卜部兼満の奥書までを持つが、 「満」字は「−」を擦消して、その上に墨書したもので、室町末期の書写である。 原装渋引表紙、縦28.0cm、横22.0cm。本文と一筆の傍音訓・送り仮名・合符がある。 なお、嘉禄本複製(便利堂 1941.12)の鈴鹿三七氏解説は、池上禎造氏の教示を受けており、 国語学的に注目される事象の指摘もある。


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