阪本龍門文庫善本電子画像集 古写本の部 |
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目録番号 | 120 |
書名 | 古来風体抄 |
写刊別 | 写 |
冊数 | 2冊 |
書写(刊行)年代 | 江戸初期写 |
資料サイズ | 縦26.5cm×横20.5cm |
備考 | 袋綴 |
藤原俊成の歌論書。「ある高きみ山」から依頼されて、建久8年(1197)に完成した初撰本と、「かの宮」より依頼され、建仁元年(1201)5月にまとめられた再撰本とがある。 初撰本の依頼者は式子内親王と考えられており、再撰本の「かの宮」も同じく式子内親王の再度の依頼によるものとの説が有力である。 俊成は、初撰本の時点で84歳、再撰本の時には88歳の高齢であったが、91歳で没する直前まで、旺盛な和歌活動を続けた。
諸本は、初撰本と再撰本、さらにその中間本とに分けられ、初撰本には、冷泉家時雨亭文庫に俊成自筆本が伝わる。龍門文庫蔵の本書は、再撰本のうちの乙類に属する1本であり、正中2年(1325)藤原為基の本奥書を有する。 |
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