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松浦廟宮先祖次第并本縁起 附八所御霊 |
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江戸時代後期の国学者、伴信友の自筆稿本。仮綴。楮紙。縦27.5、横20.2cm。渋引横波刷毛目表紙。外題は一旦「遊古世」と記したものを墨で消し、「八所御霊」とする。外題も信友筆。 群書類従巻第25の『松浦廟宮先祖次第并本縁起』を書写し、赭で訓点を付し、さらに赭・朱・墨による頭書・行間・付箋への書入により、訂正あるいは詳細な注を施す。 内容は佐賀県東松浦郡の鏡神社の縁起書。祭神藤原広嗣の先祖・兄弟の次第と、広嗣の反乱についてさまざまな神異譚が記される。鎌倉時代の成立。 また、巻末の9丁は紙の大きさもひとまわり小さく、「八所御霊(『拾芥抄』による吉備真備・早良親王・伊予親王・藤原夫人(伊予親王母)・藤原広嗣・橘逸勢・文屋宮田丸・火雷天神の八所)」のうち吉備真備・火雷天神についての伴信友の考証記事である。 |
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