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阪本龍門文庫善本電子画像集  自筆本の部

 
屋代弘賢自筆日記
小 画 像
大 画 像

目録番号672
書名屋代弘賢自筆日記
写刊別
冊数1冊
書写(刊行)年代[天保8年]写
資料サイズ縦19.4cm×横13.9cm
備考袋綴

 屋代弘賢(1758〜1841)は、号輪池、幕臣で、右筆をつとめた。『寛政重修諸家譜』などの編纂に加わった。不忍池畔の屋敷に収集した書を不忍文庫と称した。
 弘賢の日記は、岩崎文庫蔵『池底の玉藻』(63冊)中のもの(天明9年(1789)正月〜7月下旬、寛政11年(1799)正月〜4月)と国立国会図書館蔵『永馬掌録』(文政5年(1822)5月〜11月)とが早く森銑三氏によって紹介されている。本文庫所蔵の日記には年記が記されていないが、巻頭に記された殿中勅使の記事から天保8年(1837)のものと推定(川瀬一馬『龍門文庫善本書目』、本書の帙題簽にも川瀬氏筆にて「天保八年」と墨書する)されており、最晩年のものである。版下書による刷罫。「月・天時・往来・著作・居処・飲食・出入・書信」に分かつ。表は9月7日から17日までの11日分の日記。裏には「九日」「十二日」「十五日」「十八日」「十九日」「廿一日」「廿二日」「廿六日」「丗日」の記録が記されている。

 改装渋引表紙(縦19.4cm×横13.9cm)。外題、雲母引題簽に「「故屋代/輪池翁」日誌一班」と墨書する。全11丁。

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