141.9cm×58.5cm 享保一六年(1731)
およびその摺り本
袋中の死後、奈良の念仏寺の第八世良長が開板した版木です。
版木の制作については、元文三年1738の袋中上人百回忌との関連を指摘するむきもあります。
念仏寺は、袋中が元和元年(1615)に興福寺塔頭であった伽藍を浄土宗に改め開山しました。
版木の左右には、智光曼陀羅の略縁起と袋中上人による再発見の経緯を示す文字が、彫られています。
摺り本は近年、この法林寺蔵の版木を用いて念仏寺のために新たに摺られた際の複本として、念仏寺から法林寺に寄進されたものです。