日本数学会出版賞の内規が2004年2月28日の理事会および3月28日の評議員会において承認され、2004年6月19日の理事会において日本数学会出版賞選考委員会内規を制定し、選考委員会を設置した。
2005年3月28日の日本数学会年会において、第1回出版賞の授賞式を開催。
日本数学会出版賞の趣旨: 出版活動などの著作活動により、数学の研究・教育・普及に顕著な業績をあげた活動を顕彰。
受賞対象: 著作物等の著者、編集者、制作者、出版社などの個人または団体。
* | 特定の著作物等のみならず、個人・出版社等による普及活動全般も受賞対象とする。 |
* | 個人に受賞する場合は、受賞発表時点での存命者に限る。 |
* | 「著作物等」には、書籍、雑誌、ビデオ、DVD等を含む。論文は研究業績を顕彰する他の賞の受賞対象でもあるので、原則として受賞対象としない。 |
|
○ | 著作物等の場合に想定する受賞対象としては、数学専門家向け書籍・雑誌、数学専攻大学院生向け専門書、学部学生用教科書、大学生・高校生・中学生・小学生等を対象とする啓発著作物等、非数学者向けの専門書籍・雑誌、一般を対象とする啓発著作物等が考えられるが、これら以外でも、賞の趣旨に適うものが推薦されてくれば審査対象とする。 |
○ | 和算関係の著作物等も受賞対象とする。 |
○ | 著作物等の場合、原則として日本語によるものを受賞対象とするが、日本人著者による外国語でのオリジナルな著作物等や、日本語による著作物等を翻訳して世界に普及させたものも受賞対象とする。 |
○ | 日本語への翻訳著作物等も、訳者、編集者、出版社を受賞対象とする。 |
○ | 著作物等の場合、審査時点で入手可能なもののみを受賞対象とする。(推薦時に現物を提出する必要はないが、選考委員会が推薦者に対して審査対象著作物等の一時貸与を求めることもあり得る。)
|
受賞件数: 年1回3件程度受賞。しかし、当初は10件までの受賞も想定。
|
|