阪本龍門文庫善本電子画像集
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好色入子枕
小 画 像

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大 画 像

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目録番号1049
書名好色入子枕
写刊別
冊数5冊
書写(刊行)年代正徳元年(1711)


 浮世草子。整版袋綴装。半紙本5巻5冊。 絵入。
 巻1序に「正徳初九月中旬/浪花鼠鬚士/柳枝」としるす。
 序者は作者でもあるのであろうが未詳。
 全5巻の印刷原題簽が別に保存され、それらには書名の右横に、各巻の内容に見合う大坂の橋の名が刻されている。
 初版としてはこの本が現存唯一のもので、ほかには「初九月」を「二如月中日」と埋木した本が伝存する。「山東庵」などの蔵書印がある。

 本書は全5巻を通じ、浄瑠璃歌舞伎の世話物で名高い男女を主人公とする点に特色がある。

巻1: 忠兵衛・梅川は近松門左衛門『冥途の飛脚』、紀海音『傾城三度笠』の主人公。
巻2: お染・久松は、今日も『新版歌祭文』『染模様妹背の門松』などで舞台に登場する。
巻3: 平兵衛・小吉には近松『心中刃は氷の朔日』の平兵衛・小かんのおもかげがあるか。
巻4: 次郎兵衛・おきさの心中は近松『今宮の心中』と同材の出来事である。
なお、巻四の「凧」の趣向も、近松では『氷の朔日』の方に使われている。
巻5: 半兵衛・小菊は清元節に通称「小菊半兵衛」として現在も語られる。

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