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阪本龍門文庫善本電子画像集  自筆本の部

三箇大事
小 画 像
大 画 像
 
目録番号574
書名三箇大事
写刊別
冊数1冊
書写(刊行)年代享保16年(1731)写
資料サイズ縦27.7cm×横19.9cm
備考谷川士清筆

第1の部分は、文明10年(1480)2月に、飯尾宗祇(1421〜1502)の所望で、古典学者で有職家として著名な一条兼良(1402〜81)が、「御譲位事」「御即位事」「御禊行幸事」「大嘗会日事」と題して著した著作(1丁〜24丁)。
 第2の部分は、それについて宗祇が重ねて尋ねて書き加えた部分(25丁・26丁)。
 最後の部分(27丁〜34丁)は、文明11年12月に吉田兼倶(1435〜1511)が「御譲位御即位」「御禊大嘗会」に関連して、「神代の由来をあらは」(27オ)し、付加したものである。
 奥書によれば、本書は、谷川士清(ことすが、1709〜76)が享保甲辰(九年、1724)18歳の時に写したものを、同16年に再写したものである。士清は、伊勢国安濃郡刑部村(現津市)で医を業とし、国学の研究に従った。『日本書紀通証』『倭訓栞』などの著者として知られる。

 原装渋引表紙。縦27.7cm×横19.9cm。外題、直接「三箇大事」と墨書する。
 内題なし。字面22.0cm。半面9行。朱引を加える。


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