談山神社 聖徳太子絵伝

四幅 146.1〜148.0 cm×81.0〜81.1 cm 絹本着色 15世紀

 聖徳太子の生涯を,その前世から死後まで年齢ごとに整理して描く絵伝。
 いずれも『聖徳太子伝暦』を基盤とする多くの現存作品が知られているが,多武峯本は,滋賀県安土町の観音正寺旧蔵本(14世紀)とともに,蘇我入鹿誅殺場面を描くのが特色である。

 なお絵伝の絵柄解読には,大阪市立美術館が2008年度に開催した特別展「聖徳太子ゆかりの名宝」の際のデータの提供を得た。深く感謝したい。

一幅

聖徳太子絵伝 一幅

 
本電子画像は,平成20年度科学研究費補助金の助成を受けて作成しました。