法林寺について

 京都の三条京阪にある浄土宗のお寺で、「だん王さん」として親しまれています。
浄土宗の高僧、袋中良定(たいちゅうりょうじょう1552-1639)によって慶長一六年(1611)年に開創されました。
 袋中は福島県いわき市の生まれ。一四歳で剃髪した後、武蔵、京都、奈良に遊学、五二歳の時、明に渡ろうとして琉球に至り、琉球国王(第二尚氏第七代)の尚寧王(1564-1620)の厚遇を受け、三年間この地に留まりました。その間、『琉球神道記』五巻、『琉球往来』一巻などを著し、沖縄史に大きな足跡を残しました。
 大和に戻った後、六十歳で法林寺を開創、慶長一九年(1614)には『当麻曼陀羅白記』一二巻、寛永二年(1625)には『浄土最初曼陀羅略記』(智光曼陀羅)・『浄土第三曼陀羅略記』(清海曼陀羅)各一巻を撰述し、南都三大浄土曼陀羅の再評価に力を尽しました。