画像ビューア(iPallet/Lime 2.1)の使用方法とご利用上の注意事項

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1.概要

 

1-1.Flash版とJavaScript版の相違点(v2.0以降)

  • iPallet/Lime 2のパッケージはFlash版とJavaScript版(HTML5版)で構成しています。
  • デバイスおよびブラウザの種類によって、どちらを用いるかを指定しています。現状では選択はできません。IE9以前はFlash版が起動します。Chrome、Firefox、Safariの最近のバージョンおよびIE10以上ではJavaScript版が動作します。
  • タブレットはiPad以外は複数タッチの操作が行えません。iPhone等の小型のデバイスではこのビューアは動作しない設定です。
  • 表示や操作はできるだけ同じにしていますが、画像の表示方法、コントローラ・ボタンの表現など一部に違いがあります。
  • 下記の説明中、クリックの箇所はタブレットではタップに読み替えてください。。

1-2.画像の移動

  • 主ビューをマウスでドラッグ操作すると、画像がマウスの動きに従って移動します。
  • 主ビュー(中央)をマウスでダブルクリックすると、クリックした位置を中心に移動し、拡大します。(v2.0~, JavaScript版)
  • 主ビュー(中央)をマウスでダブルクリックすると、クリックした位置を中心に移動します。(Flash Player版)
  • ロケータ(右上の小画像)をクリックもしくはドラッグして表示範囲を移動できます。マウスボタンを離した時に位置が決定します。
  • PC + Windowsの場合にはキーボードの方向キーを利用できます。移動の向きは「表示」したい方向です。

1-3.画像の拡大

  • コントロールの+、-ボタンで拡大、縮小します。画像サイズ100%を基にして2倍、1/2倍の固定倍率です。
  • スライダを左右に動かすと任意拡大率で表示します。(プログラムによる縮小ですので、固定に比べ画像が劣化します。)
  • スライダの半円形にマウスカーソルを乗せると、現在の(画像の最大サイズを100%とした)倍率が表示されます。
  • コントロール左端にサイズフィット・ボタンを配置しています。初期化を兼ねます。
  • オプション:コントロール左端に等倍ボタンを配置しています。表示が画素基準の100%になります。(v2.1~, JavaScript版)
  • タブレット(iPad)の場合にはマルチタッチ・ズーム操作(ピンチ操作)を利用できます。

1-4.ロケータ

  • ロケータ画像を表示切り替えできます。拡大した場合の位置知り、必要な部分を速やかに表示できます。
  • 初期状態のオン・オフは設定で決まっています。

1-5.ページナビ/ページ機能(Option)

  • 同一資料で複数の画像がある場合、ページ機能を用いて閲覧することができます。
  • 初期状態のオン・オフは設定で決まっています。

1-6.連動表示機能(Option)

  • 2種類の画面を連動して比較する機能です。
  • マウスポイント箇所が相互に示される「蛍インタフェース」を備えています。
  • 初期状態の設定は予め行なっています。

2.操作ボタンの説明

 


主ビューの下部に、操作に必要な機能やオプション機能を配置しています。左から、

  • 等倍(オプション): 画素基準で100%表示にします。(v2.1~)
  • サイズフィット(初期化): 位置と拡大率を最初の表示状態にします。同時にサイズを現在の表示範囲に合わせます。
  • 拡大、縮小: 画像サイズ100%を基にして2倍、1/2倍の固定段階で画像を拡大・縮小します。グレー表示の場合は、それ以上あるいはそれ以下の画像がないことを表します。
  • ズーム・スライダ: 任意倍率で画像を拡大・縮小します。最大で画像サイズの100%です。ズーム・スライダ利用時は画像が若干ですが劣化します。画面幅(ウィンドウ幅)が狭い場合は、表示されません。
  • 回転(オプション): 矢印の方向に90度ステップで回転します。
  • 回転リセット: 現在の画像の方向(常態方向)を矢印で示します。クリックすると、回転をリセットします。
  • ロケータ表示切り替え: ロケータの表示切り換えをします。画像を新しく読み出した後の表示は設定に依ります。


マウス・ホイール操作はWindowsの場合に有効です。この機能を利用する前に、主画面を一度クリックする必要があります。

  • ズーム操作: 通常の(回転ボタンの表示されている)場合、マウスホイールで拡大・縮小が行えます。
  • 機能切替え: Altキーを押しながらマウスホイールを操作すると、左右移動に機能が切り替わります。
  • 補足: 拡大か移動は資料の種類および設定に依ります。)
   

3.ページナビ/ページ機能(Option)

 


同一資料に複数画像(ページ)がある場合に、画像を一覧できる機能・ツールです。

  • 左下に「一覧」ボタンがあります。画像の一覧をサムネイル画像のリストで表示します。この中には閲覧可能な全画像が表示されます。初期状態でオン・オフは設定に依ります。
  • サムネイル画像をクリックすると、目的の画像を表示します。サムネイルリストは上下に移動できます。
  • 現在の画像は、サムネイル画像の周りに表示される境界線で識別できます。
  • 画面が左右に広い場合、「一覧」ボタンの右に画像(ページ)切替えボタンが表示されます。これらのボタンでも前後の画像に移動できます。
  • この機能では次のキー操作が行えます。
    • PageUpキー: 前の画像(サムネイル一覧の上方向)へ移動
    • PageDownキー: 次の画像(同、下方向)へ移動
  • 画面幅が既定サイズ以上の場合、コントローラの左右に画像(ページ)切替えボタンが表示されます。このボタンの方向の画像(ページ)を表示します。
   

4.連動表示機能(Option)

 


比較画像がある場合に利用できます。連動表示機能では、マウスポイント箇所が相互に示される「蛍(HOTARU)インタフェース」も備えています。

  • 連動用のデータがある場合には、右下のボタンで機能を選択できます。
  • ボタンはマウスオーバーで「並べ」と表示されます。
  • 文字の比較の場合には、蛍インタフェースを表示します。画像比較などの場合には表示しない場合もあります。
  • タッチ操作デバイス(iPad等)では、マウスオーバーに相当する機能が存在しないため、蛍インタフェースは直後は表示しません。1秒程度のタッチ・ホールドをするとタッチの左上に表示されます。タッチアップすると消えます。
   

5.操作上の注意事項

 
  • インターネット利用時には画像伝送で回線に負担がかかります。ADSL以上のブロードバンドやWifiを通信環境として推奨します。
  • モバイル通信の場合には大量のパケットを受信しますので、受信料が従量制契約の場合にはくれぐれもご注意ください。
  • 表示切替時に描画されるはずの部分がいったん背景色になりますが、これは、このビューアの特徴ですので、ソフトウェアの不具合やバグではありません。
  • マウスで画面をドラッグして画像を移動した際、画像の境界部に背景色の細線が表示される場合があります。この場合には画像をマウスで画面を移動して再表示してください。(ブラウザの更新を押すと、初期状態に戻りますのでご注意ください。)
  • マウス動作の移動を伴う場合や操作が早い場合には、操作に画像の表示が追いつかなくなり、異なった画像が表示されることがあります。そのような場合にも、マウスで画面を移動して再表示してください。
  • PCやデバイスのCPU負荷軽減のため、描画が完全に終了してから次の操作を行なうようにしてください。
  • PCでキー操作を利用する場合には、連続してキー操作を行わないようにしてください。
  • 画面が不安定になった場合は、主ビューもしくはロケータの表示箇所をクリックしてください。コントロールの各機能をお試し下さい。それでも改善しない場合は、ブラウザの「更新ボタン」を利用すると、ビューア自体が初期化されます。
  • 画面サイズが小さく、主画面下部のボタン類が表示されない場合には、操作ボタンが機能しない場合があります。そのような場合には、ブラウザのフル画面機能をご利用ください。

6.動作環境

 
  • ハードウェア: PCでは下記のソフトウェアが安定して動作する仕様であれば利用可能です。Javascript版Lime(Jime)はApple iPad等のタブレットを主な対象とします。
  • ソフトウェア: Javascript版Lime(Jime)はJavascriptとCSSが有効であることが必要です。 加えて、Flash版LimeはWindows 7、MacOSX以降のOSで、Adobe Flash Player 10 以上をインストールしたWebブラウザが動作すること。
    Flash Playerはセキュリティーの観点から常に最新版をインストールしてください。

    Flash Playerがインストールされていない場合は、ダウンロードが必要です。最新のFlash Playerのダウンロードは、Adobe社のサイトから無償で行なえます。
      最新のFlash Player

  • 必要な設定: Webブラウザには画像、CSS、JavaScriptの使用許可が必要です。設定で利用が「許可」されている必要があります。JavaScript版ではパッケージ内のjQueryを利用します。
  • 動作確認: 本バージョンは下記の組み合わせで動作を確認しています。(随時調査)
    • Corei7 + Windows7(32bit,pro,sp1) + Internet Explorer-11 (ただし、F12ツールでIE9設定) + (Flash Player 12)
    • Windows XP以下、Windows 8、MacOSX 10.7以下での検証は既に停止しました。
    • JavaScript版で表示しない設定の場合は以下も確認
    • Corei7 + Windows7(32bit,pro,sp1) + Google Chrome-32 + (Flash Player 12)
    • Corei7 + Windows7(32bit,pro,sp1) + Firefox-27 + (Flash Player 12)
    • Corei7 + MacOSX-10.8 + Safari-6.1 + (Flash Player 12)

    Flash版LimeはFlash Player 10以上の対応ですが、セキュリティー上Flash Playerの最新バージョンを強く推奨します。

  • 動作設定(JavaScript版): 本バージョンは下記の組み合わせで動作します。動作確認は常に最新版で行なっています。
    • Windows + Internet Explorer 10以上
    • Windows/MacOSX + Google Chrome 22
    • Windows/MacOSX + Google Firefox 15
    • Windows/MacOSX + Safari 5以上
    • iPad(iOS5.1,iOS6.1,iOS7以上) + Mobile Safari
    • 上記以外の組み合わせや、Android,Windows8タブレットには現時点では対応していません。表示の乱れや動作上の不具合が生じる場合があります。
    • iPhoneなどの小型機器には対応していません。iPhoneでは表示しない設定にしています。
  • 画面サイズ: このLimeはフリーサイズですが、800×600画素(SVGA)以上を推奨します。
  • ネットワーク: クライアント側にはADSL以上が必須。(ただし、サーバー側に相応の配信環境が前提。)

    【ご了承事項】このビューアはローカルもしくはブロードバンドを前提として設計・開発しています。低速回線では表示がうまく行われません。また、スタンドアロン環境ではブラウザの制約上動作しない場合があります。

7.免責事項

 

iPallet/Limeの一般的な説明や、免責事項等に関しては、こちらをご覧ください。

   

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