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奈良市南市町自治会ならしみなみいちちょうじちかい

南市町は、鎌倉時代以降に興福寺六方衆(学侶とともに寺内の行事を行う組織で、 軍事的行動も行った)が開いた「南市」郷の流れを汲む町で、猿沢池の西南に広 がる。
貞享四年(1687)成立の地誌『奈良曝(ならざらし)』巻一に「南市町 町屋廿七軒  今御門より西へ入町 いにしへ此所に市の立しゆへなり えびすの宮あり」 と記され、また巻二「町中の宮」の中に、「南市恵美酒 南市に西むきの宮なり  此所にもむかしは市をたてけるによりゑひす三郎殿をくあんじやう(勧請)す 毎年正月五日初市とがうして もろもろのあきんど此みやへ参りて おもひおもひ心こころに買初する也  知行十五石あり 興福寺の知行の内なるにより 興福寺より支配す と云説あり」と記される南市恵比須は、現在も町の中央部にあり、一月五日の「五日えびす」は現在でも賑わうが、興福寺・春日大社との強い結びつきが知られる。


春日宮曼荼羅かすがみやまんだら 絹本著色
 縦183.3cm×横106.3cm     
南市恵比須神社


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