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朝護孫子寺ちょうごそんしじ

 奈良県生駒郡平群町信貴畑(しぎはた)の信貴山頂近くに位置する。信貴山真言宗の総本山。信貴山歓喜院朝護国孫子寺と号し、別名を信貴山寺(志貴山寺)という。俗に「信貴の毘沙門さん」とよばれ、本尊毘沙門天。
 信貴山寺の創建は詳らかでなく、天台僧承澄(1205-82)の『阿娑縛(あさば)抄』によれば、道鏡がこの寺に詣でたとの伝承があり、創建は天平勝宝年間(749-57)以前にさかのぼるという。
 平安時代中期ごろには衰微していたが、延喜年中(901-23)修行僧命蓮(明蓮・明練)が中興。承平七年(937)に命蓮が大和国に差し出した『信貴山寺資財宝物帳』には、寛平年中(889-98)彼が信貴山に参登した時、毘沙門天一躯を安置した円堂一宇を残すのみであったが、延喜年中新たに金剛界五仏を安置する堂を建立、延長年中(923-31)には本堂を改築して釈迦三尊をおさめ、次第に僧房・中房・客殿などを整備したとある。命蓮は籠山の間、種々の奇跡を行なったと伝え(『古本説話集』『宇治拾遺物語』)、『信貴山縁起絵巻』にもそれが生き生きと描かれている。寺宝には国宝『信貴山縁起絵巻』、重要文化財の金銅鉢・武器などがある。
(大矢良哲解説、『国史大辞典』より)


毘沙門天王像びしゃもんてんぞう 絹本著色
 97.2cm×50.7cm


信貴山縁起絵巻模本 住吉廣保筆しぎさんえんぎえまきもほん すみよしひろやすひつ 紙本著色
 (巻第一)31.2cm×848.6cm (巻第二)31.1cm×1213.9cm (巻第三)31.2cm×1373.2cm
朝護孫子寺


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お問い合せ0745-72-2277

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