和暦 (西暦) | 記事(アラビア数字は月・日を示す) | 国内・外のうごき |
明治41年 (1908) |
3.31 | 奈良女子高等師範学校設置(勅令第68号により文部省直轄学校官制改正)、本校職員(勅令第69号により校長1、教授1、助教授2、書記2)を定める |
4. 1 | 女子高等師範学校を東京女子高等師範学校と改称、奈良女子高等師範学校開設 |
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2月 アメリカに排日移民問題起る 10月 戊申詔書発布 |
明治42年 (1909) |
1.18 | 文部省視学官野尻精一校長就任 |
1.19 | 文部省内で事務開始 |
2.15 | 入学者選抜規則制定 |
4. 1 | 事務所を奈良市北魚屋西町の新築校舎に移す |
4. 7 | 本校職員定員改正(教授13、助教授4、書記3) |
4.12 | 学資支給規則制定 |
4.17 | 物品会計規程制定 |
4.19 | 本校規則制定 |
4.29 | 第一回入学式、四号館を臨時寄宿寮とする |
5. 1 | 授業開始 |
5.28 | 皇后御誕生日式挙行 |
6.18 | 男子教官職服着用 |
7.15 | 岡田文部次官来校 |
9.20 | 天皇皇后御影および教育勅語下賜 |
11. 4 | 伊藤博文国葬につき休業 |
| 10月26日 伊藤博文暗殺される |
明治43年 (1910) |
2.11 | 校友会発会式 |
2.24 | 外国人特別入学規程細則制定 |
3.26 | 本校職員定員改正(教授18、助教授8、書記5、助手2) |
4. 2 | 寄宿寮新築寮舎に移転 |
4.16 | 第二回入学式、清国女学生四名聴講生として入学許可 |
5.20 | 英国前皇帝来校 |
5.28 | 皇后第六一回御誕辰式挙行 |
6. 8 | 朝香宮、同妃両殿下奉迎 |
11. 4 | 本校規則一部改正、学資支給規則改正、本校授業費償還額を定む |
| 6月1日 「大逆事件」 8月22日 朝鮮「併合」
10月 高等女学校令改正 |
明治44年 (1911) |
3.29 | 附属小学校規則制定 |
3.31 | 本校職員定員改正(教授22、助教授10、助教諭10、書記6、教諭10、訓導18) |
4. 8 | 第三回入学式 |
4. 9 | 附属小学校授業開始 |
4.13 | 清国女学生一名聴講生として入学 |
6. 7 | 薙刀稽古開始 |
7.20 | 附属高等女学校規則制定 |
7.21 | 附属小学校新築校舎に移転 |
9. 6 | 附属高等女学校開校 |
9.11 | 六号館略々竣工 |
10. 6 | 本校規則(五、十五条)改正 |
10.16 | 附属高等女学校新築校舎に移転 |
11.16 | 清国状勢不穏につき清国公使館、留学生取締要請 |
| 1月 九州帝大設立 2月 南北朝正閏問題 5月1日 中央線全通 7月 高等女学校及実科女学校教授要目制定辛亥革命(中国) |
明治45年 大正元年 (1912) |
3.18 | 附属小学校規則一部改正 |
4.17 | 前文相小松原英太郎巡視 |
4.22 | 第四回入学式 |
4.29 | 本校職員定員改正(教授26、助教諭11、保栂4) |
7. 8 | 附属幼稚園規則制定 |
7.30 | 明治天皇崩御、授業休止 |
9.30 | 評議会規程創設(評議員14人を置く) |
11. 1 | 附属幼稚園保育開始 |
12. 5 | 評議会、本校研究科規則決定本校規則中、卒業証書書式改正 |
12.16 | 伏見宮文秀女王殿下『成就徳器』の御染筆下賜 |
| 7月30日明治天皇崩御 大正天皇践祚 |
大正2年 (1912) |
2.19 | 本校研究科規則制定 |
3.28 | 第一回卒業式 |
4. 8 | 第五回入学式 |
5.31 | 評議会、今後毎年五月一目を開校記念日と定める |
6.13 | 本校職員定員改正(教授25、教諭9、保栂5) |
6.16 | 評議会、教育研究二関スル規程可決 |
8. 9 | 附属高等女学校規則中生徒定員授業料を、附属小学校規則中定員と改正 |
10.14 | 評議会規程第二条改正 |
12. 5 | 附属小学校規則中教授の程度等改正 |
| 2月 大正政変 |
大正3年 (1914) |
3. 5 | 本校規則改正(文科・理科・家事科となる) |
3. 6 | 本校徽章決定 |
3.28 | 本校落成式、第二回卒業式 |
3.29 | 佐保会発会式 |
4. 7 | 第六回入学式 |
4.11 | 皇太后崩御授業休止校長訓話 |
5.25 26 | 昭憲皇太后大喪休業 |
6.26 | 皇后御誕辰休業 |
7.24 | 佐保会第一回総会 |
9.10 | 本校入学者選抜規則改正 |
9.11 | 宣戦詔勅奉読式 |
11. 9 | 青島陥落祝賀につき休業 |
| 8月 日本第1次世界大戦に参戦 |
大正4年 (1915) |
3.28 | 第三回卒業式 |
4.10 | 第七回入学式 |
4.11 | 昭憲皇太后御一周年祭につき奉拝式 |
4.21 | 皇太子奈良に行啓奉迎のため臨時休業 |
10.21 | 天皇御影下賜(翌日挙式) |
11.12 | 伏見宮文秀女王殿下来校 |
11. 8 〜17 | 御大礼準備並に奉祝休業 |
12.27 | 本校職員定員改正(教授24) |
| 9月 アメリカ加州日本人排斥、帰化反対決議 |
大正5年 (1916) |
3.28 | 第四回卒業式 |
4. 1 | 本校規則一部改正 |
4. 4 | 皇后本校に行啓 |
4.10 | 第八回入学式 |
4.17 | 附属実科高等女学校規則制定 |
4.18 | 本校職員定員改正(教諭11、助教諭16) |
7. 5 | 校長思想の自由に感染せざる様訓話 |
10.22 | 皇后・皇太子御影下賜 |
10.26 | 本校卒業者授業費償還額改正 |
12.26 | 外国人特別入学規程細則改正 |
12.28 | 附属高等女学校規則中学科課程及び夏季休業期間等改正 |
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大正6年 (1917) |
1.16 | 皇后より御歌下賜 |
2. 1 | 附属小学校・幼稚園規則中授業料保育料等改正 |
3.24 | 第五回卒業式 |
4.10 | 第九回入学式 |
4.11 | 文科に選科生一名入学許可 |
6.22 | 入学者選抜規則第二条改正、第十、十一条削除 |
6.25 | 皇后より下賜の御歌を校歌とし披露 |
7.20 | 校長新聞記事に惑わされざる様訓話 |
12.24 | 校長民主主義に警告、皇后下賜御歌の奉唱強調 |
| 11月 ロシア社会主義革命おこる |
大正7年 (1918) |
3.24 | 第六回卒業式 |
4.10 | 第十回入学式 |
6. 1 | 教官会議自習日廃止決定 |
6.29 | 校長大阪朝日新聞につき注意 |
9. 6 | 附属高等女学校・実科高等女学校規則改正、休学の制設ける |
9.11 | 校長物価騰貴の折麦飯多用訓話 |
| 7月 米騒動おこる 8月 シベリア出兵 9月 原内閣成立 12月 大学令公布 |
大正8年 (1919) |
1. 8 | 校長民主主義思想につき訓話 |
3. 3 | 故李太王殿下国葬休業 |
3.28 | 第七回卒業式 |
4.10 | 第十一回入学式 |
5. 1 〜4 | 開校十周年記念 |
6. 7 | 京大教授西田幾多郎、朝永三十郎来校講演 |
6.11 | 校長婦徳につき訓話 |
7. 5 | 校友会主催厨川辰夫講演会 |
7.17 | 校長野尻精一休職、文部省督学官兼東京女子高等師範学校教授槙山栄次校長就任 |
10. 1 | 評議会、戊申詔書奉読式廃止決定 |
11.11 | 校友会主催東大教授吉田熊次講演 |
12.17 | 保栂養成科規則制定 |
| 1月 ベルサイユ講和条約成る 2月 小学校中学校令改正 3月 朝鮮に三・一運動 5月 中国に五・四運動この年、普通選挙権獲得運動さかん |
大正9年 (1920) |
1. 7 | 附属実科高等女学校規則中学科課程授業料改正 |
2.18 | 附属小学校規則中教科課程改正 |
3. 8 | 附属高等女学校修業年限五か年とし補習科廃止授業料改正 |
3. 9 | 評議会、卒業式の教育勅語奉読廃止決定 |
3.24 | 第八回卒業式 |
4.10 | 第十二回入学式 |
4.12 | 保栂養成科第一回入学式 |
7. 1 | 評議会、生徒の門限延長決定 |
10. 4 | 第三学年以上の生徒に一部自宅等からの通学許可決定 |
11.11 | 平塚雷鳥、新婦人協会の会合に来校 |
| 4月 戦後恐慌おこる 7月 高等女学校令改正 10月 第一回国勢調査 |
大正10年 (1912) |
2. 5 | 野上俊夫京大教授来校講演 |
2.26 | 附属幼稚園規則改正保育料改正 |
3.24 | 第九回卒業式 |
4. 9 | 第十三回入学式 |
4.26 | 本校職員定員改正(書記7) |
4.30 | 本校職員定員改正(書記7) |
5.17 | 賀陽宮同妃来校 |
12. 7 | 大谷武一東京高師教授講演 |
| 3月 教員検定規定改正 4月 尺貫法メートル法に改正 10月 ワシントン会議(四か国条約など) |
大正11年 (1922) |
2. 9 | 山県有朋国葬休業 |
2.22 | 附属高等女学校・附属実科高等女学校規則中学科課程等改正 |
3.24 | 第十回卒業式 |
3.31 | 在学生徒授業費償還額改正 |
4.10 | 第十四回入学式 |
4.30 | 外国人入学規則中朝鮮人台湾人の授業料減額 |
5. 4 | 英国皇太子来校 |
11. 5 | 評議会、入試制度の検討始める |
12. 4 | 鎌田文相来校 |
| 2月 ワシントン海軍軍縮条約 11月 学生連合会(F・S)結成 |
大正12年 (1923) |
3.24 | 第十一回卒業式 |
4.10 | 第十五回入学式 |
6. 1 | 久邇宮邦彦王同妃、良子女王ら来校 |
6.16 | 柿本人麻呂1200年記念会 |
11.18 | 奨励学資支給規則一部改正 |
| 9月 関東大震災 11月 国民精神作興二関スル詔書発布 |
大正13年 (1924) |
3.24 | 第十二回卒業式 |
3.29 | 附属実科高等女学校規則中学科課程等改 |
4.10 | 第十六回入学式 |
5.20 | 江木文相来校 |
| 7月 メートル法実施 |
大正14年 (1925) |
1. 6 | 選科入学規則につき本校規則改正 |
1.16 | 文部省へ伺済の上卒業生に皇后下賜御歌護写を頒つ |
3.19 | 附属高等女学校・実科高等女学校授業料改正 |
3.24 | 第十三回卒業式 |
4. 1 | 本校職員定員改正(助教授9) |
4.10 | 第十七回入学式 |
5.15 | 中国留学生のため特設予科設置(四名入学許可) |
6. 3 | 本校職員定員改正(書記8) |
9.11 | 特設予科生十名入学許可 |
10. 7 | 特設予科規定制定 |
11. 6 | 東伏見宮妃来校 |
| 3月 東京放送局開設 4月 治安維持法公布 5月 普通選挙法公布 |
大正15年 昭和元年 (1926) |
3.24 | 第十四回卒業式 |
3.30 | 附属幼稚園規則中定員保育料改正 |
3.31 | 特設予科規程改正 |
4.10 | 第十八回入学式 |
7. 5 | 本校職員定員改正(保栂7) |
7. 9 | 附属幼稚園規則中保育科目改正 |
9.11 | 特設予科生七名入学許可 |
9.27 | 入学者選抜規則改正(学科試験制となる) |
| 1月 学連事件 4月 幼稚園令公布 12月 大正天皇崩御、昭和改元 |
昭和2年 (1927) |
1.10 | 保栂養成科規則改正 |
1.11 | 外国人特別入学規程細則改正 |
1.27 | 本校選科規定改正 |
3.24 | 第十五回卒業式 |
4. 9 | 第十九回入学式 |
5.13 | 三土文相来校 |
6. 6 | 水野文相来校 |
9.12 | 奈良県成人教脊講演開講 |
10.18 | 特設予科一名入学許可 |
11. 3 | 明治節につき休業 |
12.10 | 水野文相来校 |
| 3月 明治節制定 金融恐慌おこる |
昭和3年 (1928) |
3.20 | 附属高等女学校、附属実科高等女学校規則中試験に関する条項改正 |
| 2月 普選による第一回総選挙 3月 三一五事件 4月 各大学社研解散 7月 特高警察設置 10月 文部省に学生課、直轄学校 |
昭和4年 (1929) |
1.29 | 本校休業日に皇太后御誕辰を加える |
3.14 | 本校規則中選科に関する規定改正 |
3.14 | 第十七回卒業式 |
4.10 | 第二十一回入学式 |
9. 6 | 本校職員定員改正(教授25、助教授10) |
9.14 | 本校規則中第三、九、十条改正 |
12. 5 | 田中文相来校 |
| 4月 四・一六事件 7月 文部省に杜会教育局・学生部設置 |
昭和5年 (1930) |
3.24 | 第十八回卒業式 |
4.10 | 第二十二回入学式 |
5.29 | 本校職員定員改正(教授26) |
| 4月 ロンドン海軍軍縮条約 11月 浜口首相狙撃されるこの年大恐慌波及 |
昭和6年 (1931) |
3.24 | 第十九回卒業式 |
4.10 | 第二十二回入学式 |
7. 8 | 本校規則中第十条中教授時間中家事科の部改正 |
9.30 | 文部次官通牒により中華民国学生を集め満州事変に関し訓示 |
12.15 〜16 | 思想善導特別講話開催(西晋一郎) |
| 5月 官吏減俸決定 9月 満洲事変おこる |
昭和7年 (1932) |
1.15 | 鳩山文相来校 |
3.18 | 附属高等女学校・実科高等女学校規則中学科目等改正 |
3.24 | 第二十回卒業式 |
3.31 | 槙山栄次校長辞任、清水与三郎教授校長事務取扱となる |
4.10 | 第二十四回入学式 |
6.13 | 文部省督学官稲葉彦六校長就任 |
7. 6 〜 8 | 思想善導特別講話(川合貞一) |
10. 3 | 奈良県寄附飛行機大和号命名式に生徒参加 |
11.14 | 徳大寺待従来校 |
12.27 | 本校職員定員改正(助教授9、助手1) |
| 1月 上海事変 5月 五・一五事件 9月 日満議定書 12月 日本学術振興会設置 |
昭和8年 (1933) |
3.24 | 第二十一回卒業式 |
4.10 | 第二十五回入学式 |
6.29 〜7. 1 | 思想善導特別講話(高楠順次郎) |
7. 1 | 思想善導特別講話(高楠順次郎) |
11.20 | 東伏見宮妃「温故知新」の染筆下賜 |
12.26 | 本校規則中学科課程並に選科に関する規定改正 |
| 1月 ヒットラー内閣成立(独) 3月 国際連盟脱退 5月 京大瀧川事件 10月 大阪中央放送局学校放送開始 |
昭和9年 (1934) |
3.24 | 第二十二回卒業式、高等師範学校卒業者服務規則一部改正 |
4.10 | 第二十六回入学式 |
5. 1 〜 4 | 開校二十五周年記念祝典 |
6. 5 | 東郷元帥国葬休業 |
9.21 | 関西地方大風水害(本校被害八〜九千円の見込) |
12.19 | 寄宿寮三寮二舎全焼 |
| 5月 文部省学生部、思想局となる |
昭和10年 (1935) |
3.24 | 第二十三回卒業式 |
4.10 | 第二十七回入学式 |
4.19 〜20 | 満州国皇帝来県教官生徒奉迎 |
7. 1 | 思想善導特別講話(三上参次) |
7.10 | 校長、服装思想選挙粛正等につき講話 |
11.13 | 附属高等女学校、実科高等女学校規則中授業料等改正 |
| 4月 天皇機関説で美濃部博士起訴全国向学校放送開始 10月 青年学校開設 |
昭和11年 (1936) |
3.24 | 第二十四回卒業式 |
4.10 | 第二十八回入学式 |
4.21 | 紀元2600年記念事業に関し関係教官打合会 |
5.20 | 奈良憲兵隊中国人生徒らを調査 |
7.10 | 校長、赤化運動について注意の訓話 |
11.19, 12. 3 〜 4 | 日本文化講義(久松潜一、滝精一) |
| 2月 二・二六事件 11月 日独防共協定 |
昭和12年 (1937) |
3.15 | 五ケ条誓文七十周年校長訓話 |
3.24 | 第二十五回卒業式 |
4.10 | 第二十九回入学式 |
4.15 | 附属実科高等女学校廃止、附属高等女学校規則を改正、同校を第一部、従来の実科女学校を第二部とする |
5.11 | ヘレン・ケラー講演 |
6.27 | 皇太后本校へ行啓 |
9.30 〜10.1 | 日本文化講義(佐伯定胤) |
10. 2 | 防火訓練 |
10.31 | 木戸幸一文相来校 |
11.10 | 日本文化講義(藤井甚太郎) |
| 文化勲章制定 4月 文部省「国体の本義」発行 7月 日華事変起る 文部省思想局教学局となる 11月 日独伊三国防共協定 |