五大尊像

高山寺所蔵
(和歌山県立博物館寄託)

絹本著色 96.0cm×40.1cm

 中央に不動明王を置き、時計回りに、金剛夜叉明王(右上、北方)、降三世明王(右下、東方)、軍荼利明王(左下、南方)、大威徳明王(左上、西方)の五大明王を配する。衆生を仏法に導くために、方便として諸仏(大日・不空成就・阿閦・宝生・無量寿)が忿怒相の明王として現じたもの。兵乱鎮定、息災、増益などを祈る五壇法の本尊として法会の際に掛けられた。

五大尊像

五大尊像