奈良女子大学学術情報センター
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新譯繪入伊勢物語   表題紙


大正6(1917)年5月、東京有楽町の阿蘭陀書房から刊行された。文は吉井勇による、きわめて素直な現代語訳 である。125段の構成であるが、定家本でいう第8段と第9段が一段にまとめられ、第111段が二段に分けられて いる。 挿絵は竹久夢二により、黒白版画16ページと彩色手刷り版画5枚を含む。「伊勢物語」の舞台を 大正時代の有情の世界に移しかえた、いかにも夢二らしい雰囲気をみせている。


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